ライティング・スピーキングの傑作10冊|富を築き 成功を手にする 75の傑作

この記事は2015年に著者が発行したレポート「富を築き成功を手にする75の傑作」を改定したものです。

「富を築き成功を手にする75の傑作」について

[speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="1037793.png" name="読書好きのシンガー"]「富を築き成功を手にする75の傑作」ってなんですか?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="723601.png" name="読書好きのバンドマン"]僕が2015年に作った無料レポートの一つで、それまでに読んだ2000冊の中から、特に価値の高いと感じたものをピックアップしたものです。ベンジャミン・フランクリンの『知識に対する投資は、常に一番の利益を生み出す』という言葉に感銘を受けて、自分自身にとって大切な知識を確認するうえでも作りました。[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="1037793.png" name="読書好きのシンガー"]2015年っていうと、結構古いレポートですよね?今回の改訂で新しい本とかも取り入れているんですか?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="723601.png" name="読書好きのバンドマン"]いえ、あえてその当時のままです。今同じコンセプトでレポートを作ったら新しい本も加わるでしょうけど、ここで上げた75冊は家宝にしたいくらい大切なものなので。新しく価値のある本もたくさん出合いましたけど、ここにあげる本の価値が時間とともに下がるということはないですから[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="1037793.png" name="読書好きのシンガー"]なるほど!どんなテーマの本がありますか?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="723601.png" name="読書好きのバンドマン"]そりゃもう心理学からビジネス、ノウハウ本から小説、古典まで様々ですよ!当時の僕を形作ったものを全部上げるくらいの気持ちで作りましたから[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="723601.png" name="読書好きのバンドマン"]とはいえ、30ページくらいのレポートを一つのブログ記事で紹介すると長すぎるので、テーマごとに分けて紹介していきます。 今回は「ライティング・スピーキングの傑作10選」です![/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="1037793.png" name="読書好きのシンガー"]よろしくお願いします![/speech_bubble]

ライティング・スピーキング編

ライティングとスピーキングの能力は人生を向上させるうえで必須のスキルです。人間関係においても、ビジネスにおいても「書くこと」と「話すこと」は自分の意見を相手に伝えるもっともポピュラーな手段で、避けて通ることはできません。ここでは、単純なコミュニケーションとしてライティング・スピーキングから、相手を説得し、納得させ、行動させるための、深い心理学レベルのライティング・スピーキングに関する古今東西の名著を紹介します。

究極のセールスレター|ダン・ケネディ

[caption id="attachment_258" align="alignnone" width="350"]『究極のセールスレター』 ダン・S・ケネディ 『究極のセールスレター』
ダン・S・ケネディ[/caption] この本は、相手を説得し、あなたの考えを納得させるための文章の書き方を教えてくれます。セールスレター、つまり広告の文章ですが、企画書や報告書、レポートなどをさらに強力にするために使えるテクニックが数多く紹介されていいるので、普通に働いていても役立つヒントが見つかるでしょう。 セールスレターを書くためのステップが全部で28個あります。企画書などでは必要ないステップもありますが、このステップを意識するだけで、あなたの文章は飛躍的に説得力をもつパワフルなものになるでしょう。

●著者略歴 ダン・ケネディ 米国のダイレクト・マーケティング界のグル。 新進気鋭のベンチャーから、2億ドル級の売上げを誇る大企業トップまで約100の企業とコンサルタント契約を結んでいる。また、セールス、マーケティング自己啓発を中心に年間10万人以上を対象とする講演をこなし、熱烈な支持を得ている。著作活動でも、『サクセス・マガジン』『USAトゥデイ』『セリング・マガジン』をはじめ多くの新聞・雑誌の激賞を得るヒット作を数々放ってきた。芸能界、スポーツ界、メディア界、政界にまで及ぶ幅広い人脈を持ち、当代随一の人間通として知られる。 ウェブ・サイト「ダン・ケネディ・コム」は月10万を超えるアクセスを誇り、北米を中心とする数千人にニューズレターを配信中。それらの究極の成果ともいうべきものが本書である。 邦訳された著書に、『究極のマーケティングプラン』『大金持ちをランチに誘え!』(ともに東洋経済新報社、2007年)、『常識の壁をこえて』(阪急コミュニケーションズ、2005年)、『ビジネス版 悪魔の法則』(ティビーエス・ブリタニカ、1999年)などがある。 ●監訳者紹介 神田昌典 (かんだ まさのり) 上智大学国語学部卒。外務省経済局に勤務後、ニューヨーク大学経済学修士ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。現在、企業家教育、加速教育等の分野における複数の会社を経営するほか、ミュージカルのプロデュースや小説執筆でも活躍。 著書に、『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』(ダイヤモンド社)、『成功者の告白』(講談社)、『お金と正義』(PHP研究所)、『あなたの会社が90日で儲かる!』『非常識な成功法則』『仕事のヒント』(フォレスト出版)等、多数。

10倍売る人の文章術|ジョセフ・シュガーマン

[caption id="attachment_267" align="alignnone" width="343"]『10倍売る人の文章術』ジョセフ・シュガーマン 『10倍売る人の文章術』ジョセフ・シュガーマン[/caption] こちらもセールスのための文章です。ほかのライティング本との大きな違いは、説得の心理学に関する洞察の深さです。本書の内容はジョセフ・シュガーマンが行ったセミナーに沿ったものです。数十万円のセミナーで教えられている内容が、すべて盛り込まれています。セミナーでも心理学のパートが特に盛り上がったようで、読んでいて楽しい部分です。実際に使われたレターをもとに解説されているので、理解のしやすく、あなたの仕事への応用も簡単だと思います。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) シュガーマン,ジョセフ 全米屈指の宣伝、広告文の書き手であり、通販事業で伝説を作り上げたパイオニア。1971年、みずからの会社JS&Aで、グラフィック以上にコピーを重視した全面広告を用いた販売手法で大成功をおさめる。79年にはその年を代表する「ダイレクトマーケティングマン」に選ばれ、91年にはダイレクトマーケティングへの長年の功績に対して「マクスウェル・ザクハイム賞」を受賞した 金森/重樹 1970年生まれ。東大法学部卒。ビジネスプロデューサー。投資顧問業・有限会社金森実業代表。物件情報の提供から、融資付け、賃貸募集の支援まで行う会員組織「通販大家さん」を運営し、会員が億単位の資産形成をするのをサポート(会員数1万7000人)。読者数10万人のメールマガジン「回天の力学」の発行者として、マーケティング業界でも著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

伝説のコピーライティング実践バイブル|ロバート・コリアー

[caption id="attachment_296" align="alignnone" width="357"]伝説のコピーライティング実践バイブル―ロバート・コリアー 伝説のコピーライティング実践バイブル―ロバート・コリアー|史上最も売れる言葉を生み出した男の成功事例269[/caption] 2011年に出版されていますが、原書は1937年に書かれました。今から70年以上昔になりますが、本書の価値が薄れることはありません。この本はノウハウ本ではなく、ロバート・コリアーが実際に書いて結果を出してきたセールスレターがそのままのっている、実論に沿った啓発本です。70年前のアメリカと現代の日本では共通点よりも違いの方が多いので、ピンとこないところもあると思います。しかし、本書を読んであなたが「使える!」と感じたものがあれば、それは人種や時代、経済状況を超えて通用する不変のテクニックだということです。

内容(「BOOK」データベースより) 技術による社会変化の過程で人間関係が希薄化していくなか、コリアー氏のレターは温もりを伝え、人々のつながりをつくっていた。その結果、さまざまなビジネスが生み出され、立ち上がっていった。この「呼びかけの作法」を―自動車に代わってインターネットにより社会変化が加速している―現代に蘇らせたとき、それは「魔術」と言ってもいいほどの効果を持つだろう。魔術とは、決して大げさに言ったわけではない。本書に掲載されている事例を、興味本位でマネしてみただけで、あなたはその魔術を体験することになる。70年以上のときを超えて、そのまま使える文章には、笑いが出るほどだ。 【著者】ロバート・コリアー(1885~1950) アメリカでは、カーネギーやマーフィーと並び称される成功哲学の権威。ベストセラー『ザ・シークレット』(角川書店)中でも紹介されたアメリカの思想家、哲学者、コピーライター。 アメリカのほか、ドイツ、フランス、スペインなどで翻訳された本書の原書『The Robert Collier Letter Book』(1937年刊)は、70年以上読み継がれるロングセラーとなっている。 神学校に学び、聖職者となるよう教育を受けるが、自分の本当に歩むべき道を探すため、卒業後にウエスト・バージニアへ向かう。そこで鉱山の採掘師として働くうち、人生と人間性について目覚めるようになる。 ニューヨークへ渡り、おじの会社の宣伝部門に勤務し、人を動かすセールスコピーや説得術に才能を見せる。病気を患ったことがきっかけで心と身体の関係に興味を持ち、精神の力に注目。それを仕事やお金や人生のあらゆる問題に応用しようと本にまとめ、数々のベストセラーを出し続けた。 【監訳者】 神田昌典(Masanori Kanda) 株式会社ALMACREATIONS 代表取締役公益社団法人学び力育成協会創設者。上智大学国語学部卒。 外務省経済局に勤務後、ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日 本一のマーケッター」に選出されている。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆に加え、ミュージカル、テレビ番組企画など、多岐にわたる創作活動を行うほか、複数企業の社主を務める。 著書に、『全脳思考』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『あなたの悩みが世界を救う!』(以上、ダイヤモンド社)、『成功者の告白』『人生の旋律』(以上、講談社)、『非常識な成功法則』(フォレスト出版)、監訳書に『ザ・コピーライティング』(ダイヤモンド社)等がある。

人を操る禁断の文章術|メンタリストDaiG

[caption id="attachment_297" align="alignnone" width="345"]人を操る禁断の文章術|メンタリストDaiGo 人を操る禁断の文章術|メンタリストDaiGo [/caption] メンタリストDaigoには非常に多くの著書があります。タレント的な印象もありますが、その実力は間違いなく本物。メンタリストだけでなく、より幅広い心理学やビジネスに通じています。本書の中で印象的な一文があり、「口ベタなら文章を学べ」と書かれています。セールス、ビジネスでの文章というよりもコミュニケーションのための内容なので、応用の幅は広いです。感情の揺さぶり方、名言っぽくする方法など面白いテクニックがたくさんあります。そしてDaigoさんはメンタリストとして人をコントロールする専門家なので、タイトル通り「人を操る」方法を教えてくれます。

内容紹介 メンタリストDaiGoの、人を上手に誘導するパフォーマンスを支えているのは、人間の心理的特性についての膨大な知識量と実践の量である。 本企画では、メンタリズムの得意とする「人心掌握」「大衆煽動」のエッセンスを文章に応用し、読み手の心を自在に操る「メンタリズム文章術」を大公開。 その文章術の軸となるのは、「読み手の見たい現実を見せてあげる」という、相手の心理を先回りした「想像力を刺激する」書き方のテクニックである。本書では、解説するテクニックに対して心理学の見地から裏付けの説明を随所に加える。 扱うテーマは、セールス、プレゼン、恋愛、依頼など、書き手の腕が求められるシーンを幅広く網羅。 また、人間の感情をゆさぶる7つ引き金(トリガー)と、今すぐ文章にそのまま応用できるテクニックを紹介。本書を読むことで、書くべき内容とその書き方が一目にわかるようになる。 著者について 人の心を読み、操る技術“メンタリズム"を駆使する日本唯一のメンタリスト。テレビ番組への出演多数。外資系企業の研修やコンサル、教育誌への連載なども手掛けている。 主な著書は、『自分を操る超集中力』『人を操る禁断の文章術』(共にかんき出版)、『一瞬でYESを引き出す 心理戦略。』(ダイヤモンド社)、『限りなく黒に近いグレーな心理術』(青春出版社)、『ポジティブ・チェンジ』(日本文芸社)ほか。著書累計で100万部を超える。

禁断のセールスコピーライティング|神田昌典

[caption id="attachment_256" align="alignnone" width="313"]『禁断のセールスコピーライティング』 神田昌典 『禁断のセールスコピーライティング』 神田昌典[/caption] 日本にダイレクトレスポンスマーケティングを持ち込んだトップマーケッターの神田昌典の著書。神田先生も非常に多くの本を書いているが、共通していることは、実例の多さです。マーケターとして、数々の中小企業とパートナーを組んで活動してきたため、引き出しの数が半端じゃありません。 本書を読めばダイレクトメール、チラシなどについて一通り学ぶことができます。実践された方の中には個人事業主で小売業をされている方もいて、手書きのチラシを作ったりなど、かなり地に足の着いた話を聞くことができます。個人から大企業までが利用できるノウハウにあふれています。

内容(「BOOK」データベースより) 本書で、身につけるのは単なる技術だけではなく―焼け野原に立っても、翌日から紙とペンだけで、立ち上がる力。文章ひとつで会社が儲かる、未来を変える大発見! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 神田/昌典 経営コンサルタント・作家。日本最大級の読書会『リード・フォー・アクション』発起人。上智大学国語学部卒。ニューヨーク大学経済学修士ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士。大学3年次に外交官試験合格、4年次より外務省経済部に勤務。戦略コンサルティング会社、米国家電メーカーの日本代表として活躍後、1998年、経営コンサルタントとして独立。顧客獲得実践会を創設(現在は「次世代ビジネス実践会」へと発展)。1998年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「分かりやすい説明」の技術|藤沢晃治

[caption id="attachment_298" align="alignnone" width="326"]「分かりやすい説明」の技術|藤沢晃治 「分かりやすい説明」の技術|藤沢晃治[/caption] 藤沢晃治の「分かりやすい・・・」シリーズは何冊か紹介しますが、ビジネスマンならすべて読んで欲しい名著です。全部で15の説明術が紹介されていますが、プレゼンテーション、演説、セミナーなどどんな場でも使うことができる効果的なテクニックばかり。伝わる、理解される説明を心理学や脳の仕組みの観点から教えてくれます。非常に幅広い知識を学ぶことができます。ビジネス、プライベートにかかわらず、説明力があることは大きな強みになります。

著者からのコメント 会議で自分の意図をうまく述べられず、いつも損をしていると感じている人。恋人に自分の不満を十分に分かってもらえず、いつも欲求不満な人。部下に意図がうまく伝わらず、部下が思い通りに動いてくれずに困っている上司。お客様に説明するのがヘタで、お客様を誤解させたり、怒らせてしまうようなことが多い人。話し下手で友達の輪に入れない人。優秀なエンジニアなのに説明下手な人。分かりやすい授業ができなくて悩んでいる先生。本書は、そんな人たちに読んでもらいたい本です。説明責任の重要性が叫ばれる昨今、人に正確に意図を伝える説明技能は、仕事でも日常生活でも、私たちにとってますます欠かせない能力となってきています。 説明下手だった私の部下の一人に説明術のポイントをほんの3つほど助言しただけで、突然、プレゼンテーションが巧くなったという体験をしました。その部下の急成長ぶりには、私自身が驚いたほどでした。この体験が本書を執筆する動機でした。そうです、どんな説明下手な人でも説明の達人になれるのです。私自身が身につけてきた説明術のノウハウを本にまとめることは十分意義あることだと執筆に取りかかったのです。 説明上手になれば、周囲の人は、あなたの主張を「分かった」と言ってくれます。まるで周囲を希望通りに動かす魔法の杖を持ったも同然です。この魔法の杖があれば、大きな人生の支えになるでしょう。あなたも本書を読んで説明の達人になって、この人生の魔法の杖を手に入れてください。 著者について 慶応大学で管理工学を専攻。卒業後、現在は大手メーカーにソフトウェア・エンジニアとして勤務。専門分野で雑誌への寄稿、情報処理学会での講演などを多数こなし、その分かりやすいプレゼンテーションには定評がある。社会人になってから英語を独学し、英検一級、TOEIC900点、通訳ガイド国家資格、工業英検一級などを取得。(本書刊行時のデータです)

「分かりやすい文章」の技術|藤沢晃治

[caption id="attachment_299" align="alignnone" width="308"]「分かりやすい文章」の技術|藤沢晃治 「分かりやすい文章」の技術|藤沢晃治[/caption] 本書では文章に焦点を当てて、説得のための18のテクニックが紹介されています。セールス文章に焦点を当てているわけではありませんが、もちろんセールスにも使えます。メールの書き方や企画書、議事録など人に伝える文章の基本を完璧に学べます。脳の仕組みを中心に「分かりやすい文章」を書くテクニックをマスターできます。あなたも、文章に関するトラブル(誤解されたり)を経験したことがあると思います。この18のテクニックを使えば、もう文章のトラブルはなくなるでしょう。

著者からのコメント 本書は「目的を達成する文章」の書き方を紹介します。大きく分けると文章には芸術文と実務文の2種類があります。芸術文とは小説やエッセイなどで、実務文とは意見、研究成果、情報、連絡事項などを伝達する文章を指します。この本は実務文の書き方を紹介するもので、余韻の残る名文の書き方を紹介するものではありません。 実務文には常に、はっきりとした目的があります。たとえば、生命保険更新の案内文は、間違いなく更新手続きをとってもらうことが目的です。つまり、実務文での「分かりやすい文章」とは、書き手の意図を読み手に分かりやすく伝え、確実に「目的を達成する文章」のことです。そして、この最終目標を達成するための「分かりやすい文章」を書くことは、意外に簡単です。あなたがもし、今、「分かりやすい文章」を書けないとしても、その理由は文才がないからなどではなく、ちょっとしたコツを知らないからだけなのです。 普段、目にする文章の大部分が実務文であるにもかかわらず、国語教育で対象としているほとんどの文章は、なぜか芸術文ばかりです。巧みな心理描写や味わい深い芸術文を評価、鑑賞するような授業ばかりだったように感じます。必要な連絡事項をどうしたら確実に伝えることができるか、といった実務文教育を受けた記憶がありません。だから、わが国は、何が言いたいのか分からない文章であふれているのかも知れません。 したがって、この本はまず、早い時期に実務文の基礎を学んでもらいたい高校生をはじめ、文章術の本を初めて読むような読者を想定しています。また、ビジネスマンが机の上に置いてマニュアルとしても使える本を目指しました。ぜひ、辞書と一緒にこの本も手元に置いてください。「目的を達成する文章」を書く力が飛躍的に向上するはずです。

「分かりやすい表現」の技術|藤沢晃治

[caption id="attachment_300" align="alignnone" width="308"]「分かりやすい表現」の技術 藤沢晃治 「分かりやすい表現」の技術
藤沢晃治
[/caption] 本書も藤沢晃治の「分かりやすい」シリーズです。個人的には、ここで上げたシリーズ三冊の中で最も衝撃を受けたものです。本書では文章や説明だけでなく、図や表においても徹底的に誤解を防ぐためのテクニックを紹介されています。巷にあふれる分かりにくい表現は必ずここにある16のルールに反しています。誤解を徹底的に防ぐことで、私生活や仕事に限らず、あなたの人生はスムーズでストレスのないものに変わるでしょう。

著者からのコメント 短気な私は、世の中にあふれる「分かりにくい表現」にいつも腹を立てていました。機能豊富な新型電話機の取扱い説明書、道路標識、政党の主張、パソコンのマニュアル、お役所の様々な申請書類など、例をあげれば切りがありません。世の中には、なぜこんなに「分かりにくい表現」が氾濫しているのだろうと常々、考えてきました。一つだけ思い当たるふしがあります。世界に誇る品質管理技術で成功した我が国は、物品の品質管理にはうるさい国です。しかし、情報伝達の技術、つまり表現の品質管理には、これまで注意が払われたり、体系的手法が検討されることがなかったのではないでしょうか。 もし、取扱い説明書、カタログ、道路標識、広告、講演、放送などに係わる全ての情報発信者が表現の品質管理を身につけることができたなら、どんなに効率がよく、快適な社会になるのでは、と考えたのです。 もちろん、すでに、文章を書く人には「分かりやすい文章を書く技術」的なハウツー本があります。同様に、講演を行う人には、「分かりやすいプレゼンテーション」のためのハウツー本があります。また、マニュアルなど、取扱い説明書を分かりやすく書く技術も、それなりに確立しています。つまり業界ジャンル別には「分かりやすい表現」のノウハウがそれなりに蓄積しています。 こうした、業界別に蓄積してきた「分かりやすい表現」の技術にも、そのジャンルを超えた普遍的共通項があるはずです。そうした共通項から「分かりやすい表現」の純粋結晶を抽出できれば、表現の品質管理の重要なガイドライン(基準)になるでしょう。そこでそうした普遍的共通項を一冊のコンパクトな本に整理してみたいと思って書いたのがこの本です。

パブリックスピーキング|蔭山洋介

[caption id="attachment_301" align="alignnone" width="348"]パブリックスピーキング|蔭山洋介 パブリックスピーキング|蔭山洋介[/caption] パブリックスピーキングとはスピーチ、プレゼン、講演などに共通した話し方です。特にこの本では1対多のスピーチだけでなく、1対1のコミュニケーションについてもパブリックスピーキングとして考えています。この本の中では第44代アメリカ合衆国大統領バラク・オバマの「Yes,We Can」で知られる名演説や、Appleスティーブ・ジョブズの伝説的プレゼンなど、数多く有名な例を挙げて解説されています。

内容紹介 なぜ、アップルの故ジョブズのプレゼンはあんなに説得力があったのか? なぜ、アメリカ大統領のオバマの演説はあんなにカッコイイのか? 「論理的に説明する技術」だけでは説明できない、パブリックスピーキング(プレゼンや演説など)で人を動かすための秘密を徹底解説。 プレゼン、スピーチ、講義をどう作っていいかわからない初心者から、ジョブズのように説得力のあるプレゼンをしたいリーダーまで、人前で話す機会のあるすべての人に必携の書。 著者について 蔭山洋介(かげやま・ようすけ) スピーチライター、パブリックスピーキング・コーチ、舞台演出家、スピーチ評論家。 1980年兵庫県生まれ。元・文学座演出家の故・荒川哲夫に師事。大学在籍中、音響物理学、音声学、心理学、脳科学を学び、大学院より米イリノイ大学へ派遣留学、Speech and Hearing Scienceと演劇を学ぶ。 現在、パブリックスピーキング(講演、スピーチ、プレゼン)を裏から支えるブレインとして活躍。大企業・外資系企業・中小ベンチャー企業の経営者や管理職や政治家、NPO 代表、青年会議所理事長などのリーダー層を主に、講演、記者会見、国際会議などのフォーマルなシーンから、朝礼や結婚式の祝辞などのプライベートシーンまで、幅広くパブリックスピーキングを支援している。

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン|カーマイン・ガロ

[caption id="attachment_302" align="alignnone" width="192"]スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン|カーマイン・ガロ スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン|カーマイン・ガロ[/caption] Appleの故スティーブ・ジョブズ氏のプレゼンテクニックを解説した本です。Appleが世界的にこれほど広まったのは、技術力の高さやマーケティングの影響もありますが、何といっても第一にスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションの影響でしょう。世界一のプレゼン能力を持つジョブズの言葉選びや演出、シナリオの作り方まですべてを知ることができます。

内容紹介 ■スティーブ・ジョブズのプレゼンの魅力を解き明かす! アップルCEOのスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、なぜあれほど人々を魅了し、熱狂させるのか―。本書は、iPhone発表時などスティーブ・ジョブズの伝説のプレゼンを紹介しながら、その秘密を詳しく解説していきます。 専門用語を使わない、ツイッターのように短い一文で製品やサービスを表わす、ポイントを3つにする、ヒーローと敵役を登場させる、ひたすら練習を積むなど、スティーブ・ジョブズのプレゼンの法則を解き明かします。すばらしいプレゼンができるようになります! ■スティーブ・ジョブズの名文句やスライドの数々を紹介! 本書では、プレゼンテーションでスティーブ・ジョブズが繰り出した名文句や魅力的なスライド、演出の数々を紹介しています。シンプルでわかりやすく、人の心をつかむスライドや言葉を一部は英語も交えて紹介しています。巻末には、本書に登場するスティーブ・ジョブズのプレゼン動画を見られるURLのリストを掲載しています。ぜひ、動画も合わせてご覧ください。 [名文句の例] 「今日、アップルは電話を再発明する」 「iPodはガムより小さくて軽いんだ」 「iPhone 3G。速度は2倍、価格は半分」 「マイクロソフトが抱えている問題はただひとつ。美的感覚がないことだ。足りないんじゃない。ないんだ」 「今までに売れたiPhoneは400万台。うれしいねえ。1日平均2万台のiPhoneが売れたことになる」

[speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="723601.png" name="読書好きのバンドマン"]これが「富を築き 成功を手にする 75の傑作」のライティング・スピーキングの傑作10冊です!読んだことがあるやつもありました?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="1037793.png" name="読書好きのシンガー"]え~っと、スティーブジョブズの本は読みましたね。Apple信者なものでとりあえず…[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="723601.png" name="読書好きのバンドマン"]スティーブジョブズに関する本は面白いものが多いですからね。実用書やビジネス書って、役に立つことはもちろんですけど、面白い、読みやすいことも同じくらい重要だと思うんですよ。その点、スティーブジョブズの周囲にいた人はAppleの信念でもある「シンプルさ」をよく理解していたんだなって思いますね。[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="1037793.png" name="読書好きのシンガー"]ほんと!読みやすいというか、ビジネスとか興味ない私でも面白く読めますね。この中から何か一冊、読むとしたら何がいいです?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="L1" icon="723601.png" name="読書好きのバンドマン"]ん~。やっぱり藤沢晃治さんの「分かりやすい」シリーズかなあ。立場や磨きたいスキルに関わらず、絶対役に立ちますから[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln" subtype="R1" icon="1037793.png" name="読書好きのシンガー"]じゃや、まずは「分かりやすい表現」の技術を読んでみます![/speech_bubble]